2008年11月30日日曜日

White scenery,倶知安


東京もそろそろ寒さを感じる様になって来た。
未だコート等は着ていないが冬用の化繊の下着を買いに行った。
カシミアのセーターではなく「化繊の下着」と言うのが自分らしく格好の付かない所だが、この化繊の下着を着て真っ白な静寂の中に飛び込むと思えば、カシミアのセーターや、マフラーよりもロマンチックかも知れない。
スキーやスノーボードの魅力を滑る事、スピード、興奮、スリル等で語る人は多い。
勿論自分もそれは感じるのだけれども、スノースポーツと言う理由が無ければ決して訪れる筈の無い地方の小さな町や村を訪ねる事も大きな魅力だと思っている。
スキー場を少し離れると本当に静寂の世界が広がっていて全てが自然に雪に覆われた様は代え難く美しい。
こんな酔狂をしなければ此処には来ないなと思えば尚の事大切で希有な体験に思える。

上手い人はそんな風に思わないのかも知れないが・・・・・・・

2008年11月8日土曜日

Marché,South India


© Katsuji Sato All Copyright Reserved

天気の悪い週末だが、久しぶりに近くの商店街にごぼうだとかジャムだとかを買いに出かけた。
倉庫の様な食材個人商店でマーマレードを探すとオーガニックとか書かれた品が有ったので手に入れた。
オーガニックでなくても良いのだがそれしかマーマレードは無かったので仕方が無い。
次に昔からの八百屋に向かった、すると八百屋は営業しておらず店のシャッターに張り紙が!
「都合により閉店する事となりました、長きに渡り有り難うございました。 店主」
なんと!やめてしまったのだ、まだ店主のオジサンは元気そうに見えたのに。
僕は心の中で呟いた「何故だ!」
妻にこの件を話すと同様にショックを受け、この様な事を言い出した。
「皆が八百屋や魚屋、肉屋なんかの商店を使わないからいけないのよ。特に若い女の人は、海外なんかに行くと『マルシェで果物を買って来てホテルで食べたりしたの!マルシェやパッサージュの雰囲気素敵よね!』なんて事を言う人程、地元ではスーパーマーケットで全て済ましたりしているじゃない。」
その通り!寝言言ってんじゃねーよ!と僕も思った。
自慢じゃないが出来るだけスーパーマーケットでは買わない様にしている(加工品等は他に無いのでスーパーで入手)、スーパーの値段は言う程安く無い上品質は並以下である。調理方法等のインフォメーションも商店では親切に教えてくれるが、スーパーはとにかく売ったきり!
八百屋が閉店しても、新規開店の八百屋と言うのは見た事が無い!こういった個人商店は何れ無くなってしまうのか!

主婦達よ眼を覚ませ!パリのマルシェに行ったつもりで近所の八百屋、魚屋、肉屋へ行こう!フランス人と会話する様に八百屋の親父に声を掛けよう!

2008年11月7日金曜日

ἀκρόπολις,Αθήναι



世界遺産ブームと言われて久しいが、これは日本国内だけではない。
世界中の観光名所とりわけユネスコの世界遺産に指定されたような所は大変な有様だ。
写真はギリシャのアクロポリスの丘、誰でも知っているパルテノン神殿が有る場所である。
ユネスコのマーク自体がこのパルテノン神殿の様な建築物をモチーフにしている事もあり、世界遺産と言えば先ず此処が思い浮かぶ人も多いと思う。
現在の状況は、50年前の写真と比べれば科学的な検証による発掘や復元が進んでいるが、何せカンカン照りの下で吹きさらされているのだから風化も進んでいる。
そして何より、過剰なあまりにも過剰な数の観光客が押し寄せ身動きも出来ない様な状態である。
自分自身、観光客である訳だから非難めいた事は言えないが、教科書で見たあの実物が目の前に有る感動よりも、前にいる杖を突いた老人が転びやしないか、人ごみの中で記念写真を撮り始める人のフレームに入らないように等、気になる事ばかりで、しみじみとした感動の余裕は無かった。
この神殿が使われていた時代には、こんな時代が来るとは想像もしなかっただろう。

2008年11月6日木曜日

Adriatic Sea,Venezia


イタリア半島バルカン半島に挟まれたアドリア海はいかにもヨーロッパ的な雰囲気の漂う落ち着いたイメージが有るのは何故だろう。
宮崎駿のアニメの舞台にもなったイタリアのこの海岸一帯は、北で閉じ、細長く南へ延びる地形のせいか広々とした海と言う印象とは一寸と異なっているようだ。
僕がこの地を訪ねた時は毎日曇り空で時折激しく雨が降り、一日も太陽は顔を出さなかった。
其のせいでなのか、人気無く静かな漁村の独特の印象が心に残っている。海の好きな僕には裸になって飛び込む様な海の方が身近なのだが、かけ離れたアドリア海の風景は、冬の日本海にも似て刻み込まれたようだ。

只、夏の気候が安定する時は海岸リゾートとして人気が有るそうなので、僕の勝手な思い込みだと言う事です。

2008年11月5日水曜日

Pleasant Indian,Chennai


© Katsuji Sato All Copyright Reserved

僕は昔からインド料理が好きだった。東京の街中でインド料理店をちらほら見掛ける様になったのは80年代バブル華やかな頃だったと思う。
今ではインドカレーやインドカレー風の店はどんどん増えていて、インド人とおぼしき人も増えているが、実際はバングラの人だったり、パキスタンやネパール、はたまたスリランカの人だったりする。
実際のインド人はこういった周辺国の人とはちょっと違っていて、非常におしゃべりで自己主張も好奇心も強い本当にオモロイ国民性を持った人々だ。
インドの旅はこういった愛しのインド人様との付き合い方次第で楽しくも、苦しくもなるのである。

勿論、バングラデッシュ、パキスタン、ネパール、スリランカの人たちも大好きである。

2008年11月4日火曜日

Kebap,İstanbul


最近は東京都内でもそこかしこに見られるケバブ屋さん。
バンの移動販売だけでなく、お店もどんどん増えている。
このケバブ、実は色々な種類が有る事を全く知らなかった。
それに、ケバブは肉の脂質を落として料理するので、沢山食べても胃もたれしにくいし、必ず野菜が添えられるので偏食にもならない。
ハンバーガーみたいな物とばかり思っていたのだけれど、健康的に工夫されたシンプルながら洗練された料理なのだと考えを改めた。
イスラム教徒は体に悪いような料理は食べないようだ、例え美味しくとも。

2008年11月3日月曜日

Home,Tokyo


自分たちのスタジオが竣工して2年以上経った。けれども建物や空間が概ね出来上がったと思える様になったのは、ほんのつい最近の事だ。
建物や家等は真新しい時は全く景観にも、住んだり利用したりする人々にも馴染んでおらず、どんな立派な豪邸もモダンな建築も未完成故の落ち着きの無さを感じずにはいられない。
少しずつ汚れヤレながらも手入れを重ねて、植物等が生い茂り一つの景観や情景となって行くのは何十年もの時間が必要なのだ。
日本に限らず築20〜30年位の建物ばかりの情景は中途半端で見ていられない。
この写真の家は築80年だそうだ。美しく植物に包まれ、その植物達が代わる代わる花を咲かせている。
美しく完成された情景であるが、木造の建物は柱が傾き構造が歪み魅力有る雰囲気とは裏腹に機能を全う出来なくなっている。壊れる前が一番調子が良いと言うがこの家は本当にこの夏の或る雨上がりに轟音を立てて崩れ瓦礫となってしまった。
後で聞いた話では近隣では危険な問題住宅として心配の種だったそうである。
無責任に花に包まれた家の佇まいを楽しんでいたのは僕だけだったかも知れない。

2008年11月2日日曜日

Hong Kong in the fog,Hongkong


その昔東京国際空港と言えば羽田空港のみの時代(40年近く前の事だと思うが)、外国旅行と言えば香港を一番にイメージしたものだ。
実際、父も香港やインドネジア等に仕事で渡航していた。その為か羽田空港の印象と言えば、深緑のフィルムが貼られたガラスの仕切り越しに税関を通った帰国の父を母に連れられて迎えに行った事が印象深い。
何とも言えない旅情を掻立てる雰囲気がその当時の羽田には在って、その向こうに在る異国の情景はどんな物だろうと子供心に考えた物だった。
九龍城塞も慶徳空港も無くなりアバディーンの水上生活者も居なくなり40年前の香港は既に無くなってしまったが、霧に包まれ磨りガラス越しに見る様な香港の情景は今もあの頃同様のミステリアスな旅情を漂わせている。

2008年11月1日土曜日

Maradona,Napoli


マラドーナが居た頃のSSCナポリ本当に強かった。写真はSSCナポリがスクデットを取った1987年当時の興奮したサポーターで盛り上がるナポリ中心部の様子だ。全てのナポリの人々はマラドーナに敬意を表して「ナポリの王」等と言ったそうだがその後のマラドーナの人生は転落の道だった。
そのマラドーナがアルゼンチンのナショナルチームの監督に就任するとの事。これはとても嬉しいニュースだ。
スーパースターの人生が転落の終焉と言うのは、私の様な庶民には希望の火を消された様な気持ちになるから。
テニスプレーヤーのアガシもそうだった、復活して活躍するスターの姿は更に大きな希望の光とドラマの大きさを感じさせる。心配な面も多々有るがマラドーナとアルゼンチンの活躍を期待!!

ディエゴ・マラドーナ - Wikipedia