2007年9月10日月曜日

9.11,Nassau


あの朝、僕はバハマのナッソーに滞在していた。安ホテルの一階の食堂に寝ぼけまなこで降りて行くとテレビの前で他の宿泊者や従業員が凍り付いた様に画面を見つめている。
画面に映っていたのは黒っぽいビルの壁面から立ち上る黒煙だけだ。見覚えの有るような無い様なその外壁のアップが何を示しているのか未だ僕は気が付かなかった。ホテルの女主人が「小さな飛行機がぶつかったのよ!」と画面を見詰めたまま甲高い声で言った。画面が引いて行くとそれは見慣れたあの巨大ビルディングだった。
その日の夕方には、テレビの報道は新しい戦争が始まったと見出して全米の空港が無期限に閉鎖された事を告げていた、僕はバハマから動けなくなった・・・・・・

毎日、朝起きると空港行き、便の再開を待つ、再開が無いと知るとダウンタウンに戻り港で海を見詰めていた。
子供達が「クオーターを海に投げろ取って見せる!」と言うので「じゃぁ、俺も飛び込む!」と短パン一枚になって一緒に飛び込んだりした。

あれから、世界は変わってしまった様に感じるのは僕だけじゃないと思う、暗雲立ちこめる因縁の9月11日に僕はなぜか、アメリカへの便に乗り込む。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

あのテロは衝撃的でした、映画じゃないのだろうかと何度思ったことか、世界は変わりました、何が善で悪なのか区別が出来なくなっている気がします。
脳内メーカー